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タスクの容れ物として、最適な時間はただ一つしかない。

谷崎潤一郎が遺した「言葉は思想の容れ物」「その思想の容れ物として最適な言葉はただ一つしかない」という言葉がとても好きです。
 
個人的には特にネーミングを考える時に強く実感することが多い。
 
コンセプトに対して最適なネーミングはただ一つしかないという経験則です。
 
そして思うに、これは時間にも言えること。
 
谷崎潤一郎的に考えるならば、
 
時間はタスクの容れ物。
 
そのタスクの容れ物として、最適な時間はただ一つしかない。
 
その時間にとって唯一無二の言葉を探すように、時間とタスクの純粋性・最適性を追求し、最適な組み合わせを見つけていく。
 
その組み合わせで時間を使っている時、 時間に追われる感覚は生まれず、忙しいという感覚も生じない。
 
また、これは野口悠紀雄著「「超」整理法」の中に出てくる「ポケット一つ原則」にも通じるものだと思っています。
 
集中力を高め、生産性を向上させ、そして時間に振り回されないように、時間とタスクの最適な組み合わせを追求する。